Wednesday, September 2, 2009

HAPPY VICTIMS 着倒れ方丈記 by 都築響一



1999年4月から2006年8月までに雑誌「流行通信」に掲載された同氏の連載を
2008年11月に一冊の本としてまとめたものをICPのBookStoreで見つけました。

興味深いのは冒頭の著者のコメント。
---------------------------------------------------------------------------------
この(ブランドマニアの部屋を訪問するという)企画を始めてみるまでわからなかったが、
ブランド側はこういう話にまず協力してくれない。
それどころか露骨に文句を言われたり、ひどいときには書面で抗議を受けたりもした。
彼らにしてみれば「こういうのは自分たちのイメージじゃない」というわけだ。
「ヨーロッパでは、高級ブランドはそれを買う階級の人たちがちゃんといて、
若い子がへんに高いものを身につけたりはしないのです。」
なんてしたり顔で解説する人がこの国にはたくさんいる。
そういう人たちがおそらくもっともバカにする、
「そんな階級でも暮らしでもないのに、高い服を買いまくる若い日本人たち」の集合体がこの本ということである。

売る側にちっとも大切にされないまま、一方的に愛するブランドのために生活を捧げつづける着倒れ君たち。彼ら幸せな犠牲者から受ける、理屈を超えたポジティブなパワーが何より眩しく、いとおしい。
---------------------------------------------------------------------------------
ファッションを楽しんでいる理屈を超えたポジティブなパワーと彼らのマニアのりが身近に感じて面白い写真本。

No comments:

Post a Comment